現実から逃げるためにアイドルに走ったのか、現実を打破するためにアイドルに走ったのか、それはわからない。ただ一つ言えることは、アイドルに嵌ろうとしたあの日から、私はまともに生きていないということだ。/それはアイドルに嵌り続けているということではない。 アイドルからは距離を取った。金がなくなったというのもある。萎えてしまったというのもある。/私が好きになった最初のアイドルは百川晴香さん(当時15歳)だった。当時の私は不登校で(今も不登校なのだが)、生きるためのエネルギーが空っぽだった(今も空っぽなのだが)。/そんなときに見たのがキャナァーリ倶楽部の『ドキッ!こういうのが恋なの?』という曲のライブ動画だった。私は胸を打たれた。キモヲタたちは「生きていた」。/自分もアイドルに嵌ればあんな風になれるんじゃないか。それにアイドルに嵌れば、握手会やライブに行くために働いたり、アイドルを想っていろいろなことを頑張れるんじゃないか。そんなことを考えた。/私は生きる動機を欲していた。動く動機を欲していた。私はアイドルに嵌ろうと思った。/そんな折に見たのが、ミスマガジン2011BEST15の自己紹介動画だった。『MajiでKoiする5秒前』を歌う百川晴香に私の心は強く惹かれた。それから彼女が女優として出演している『Today's』という曲のMVも見た。/私は彼女に嵌ろうと思った。私は彼女のために生きようと思った。人生に悩み宗教にすがる人のように。/当時の彼女はグラビアアイドルだった。彼女を知ってまもなく、彼女は歌って踊るアイドルグループのサブメンバーになってしまうのだが、予定としては舞台出演とDVDの販売があるのみだった。/私は彼女に恋をすれば生きられると思っていた。彼女のために舞台を観たりグッズを買うためにはお金が必要だ。それを稼ぐために働けると思っていた。/ しかし、今日に至るまで、私は就労経験がない。アイドルに嵌っても、アイドルから離れても、私は私のままだった。/彼女の舞台、悲しいかな、あまりに記憶にない(が、二度目で泣いた)。なかなかに狭い空間で、私は二度見たが、確か初日は栞菜さんという出演者が欠席していた。/捨てていなければーー私はたくさんのグッズを捨てたーー千秋楽にもらった特典写真があるはずだ。私はそれを彼女から受け取った。隣の隣にいたスーパーガールズの二人には何か笑われた。/私の関心はそれから℃-uteというグループに移っていった。地下アイドルのライブに行くのは恐怖があった。/私はDVDを3作品買い、舞台の続編を二度見て、雑誌をちょいちょい買って、以降℃-uteに専心していった。/して、いろいろあったりなかったりで現状なう/ウルトラマンXは一回くらいしか見てない。ヴェッカーの監督のブログが1年以上更新されてないのが気になるが亡くなってたとしても悲しくはない。

つうかもっかいくらいまたあのDVDを見たいんだが?百川氏はもう二十歳である!なんだこれ。それより俺が二十二歳になっちゃうんだが?なんだこれ。人格が成長するどころか荒廃してるんだが?人生ってそんなもんですか?百川氏はまだ未経験なんですか?どうなの神様。

無題